完全防水バッグ その①

ウォーターシェッド。 

これは自分の中では本当に貴重な逸品である。

これはバックでアメリカのメーカー。

この商品を探し当てるまでの経緯を記そうと思う。

釣りの装備やスタイルはウェダースタイルでした。ウェダーとは完全防水の胴長靴の事。
これを着用して入水し浸水しない程度の水深まで立ち込んで釣るスタイル。胸まで浸かれるタイプが一般的です。夏用、冬用、ブーツ一体型、ソックスタイプと様々な種類が有る。
これによって好ポイントに近づけヒットした魚も取り込みが容易になるのでスズキ釣りにも愛用者が多い。私も、その1人でした。

しかし今は使ってません。理由は危険な体験をしたからです。
それは秋口に地磯へウェダースタイルで釣行した時の事です。
そもそも磯へウェダーは危険だから止めましょう。

その日の波は比較的に大きめで風も強く不安定な気候でした。
荷物を波が、被らないであろうと考えた少し高い岩に預け釣り開始。
約1時間は、珠に大きな波が来るも恐れる程ではなかった。
しかし事件は、その後、起こった。
後から考えると、それが俗に言われる、お化け波だろう。
この波は、何時、襲いかかって来るか全く予測不能である。
約1時間、大きな波にも対応してた矢先、突然、少し沖で高いうねりが発生したと思って構えた時には時すでに遅しでした。あっと、いう間に高い岩場に置いていた荷物に達し瞬く間にさらわれ引き波で海中へ。こんな日に限り沢山のルアーを持ち込んでた。
それらや、タモ、装備等、大事な道具類が目の前から消えたのだ。
咄嗟に取りに行く。なんの迷いも無しに。

荷物は海中とはいえ、まだ目の前に有る。
取りに行くと同時に次の波で身体が海中へ引き込まれ気が付くと自分は海の中にいる。
何とか大事な道具類が入ったバッカンを掴み手繰り寄せる。
それを泳ぎながら岸に乗せようとするが高波に揉まれながらなので中々、上手くいかない。
ウェダーの中には海水が、どんどん入り身体が重くなっていく。
更に泳ぎ難くなる悪循環。
溺れそうになる寸前で何とか拾える荷物を岸に押し上げる。

そして自分の身体を磯へ上陸させる。繰り返す高波に翻弄されながら数度目のトライで何とか這い上がった。
息も絶え絶えに安全な場所に倒れ込む。助かった。
暫し呆然。
気を取り直し確認すると頭に付けていたヘッドライトは無くなり、タモは真っ二つにへし折れていた。
後から冷静に振り返ると何と無謀な行動をしでかしたのだろう。
一歩、間違っていたら命は無かったかもしれない。

そんな体験からウェダースタイルは止めた。またタモは機動力の妨げになるので持たず。荷物も極力抑え身軽な装備で磯には立つ様にしている。↓

今年初の宍道湖へ

5月以来で釣りに行ってきました。
今は山陰の地方勤務で近くに汽水湖があります。
そろそろシーズンインの汽水域です。

そこは七珍と呼ばれる地元の美味が存在する場所です。
ご存知の方は、あの場所だと思うでしょう。
そう、その場所は宍道湖です。

日本の数少ない汽水湖の一つで日本海から中海を経て松江を流れる大橋川と繋がっている汽水湖です。
宍道湖七珍とは『相撲足腰』の最初の文字からとられています。

す:鱸
も:モロゲエビ
う:うなぎ
あ:アマサギ
し:白魚
こ:鯉
し:シジミ
以上の7種と言われています。



今回は、その場所で今年初めての釣行です。
梅雨の時期から漁も本格的なシーズンに入り漁師さんも忙しくなり出します。

もっとも全国的に有名なシジミは最盛期が、まさに今の時期です。
丁度、この時期が産卵で身に厚みが増して同時に旨味も最高になります。
特産のシジミに関しては改めて、また詳しく書きたいと思います。

夕まずめ狙いで、ゆっくり一日をスタートし、お目当の場所に向かった。
今回はシーズン初めてもあり長靴を履いて比較的に軽装でした。

しかし、この場所は向かい風で全くルアーの飛距離が出ない。
早めで、この場所を見切り場所移動する。
風上から投げれる場所へだ。
到着すると先行の釣り人が帰る所で話を伺う。小さいけど数は釣れたよ。との事であった。

現場では親子三人が楽しんでいた。
丁度、お父さんが一匹、セイゴサイズを掛けていた。そして、その仕掛けを幼い息子さんへ手渡す最中で実に微笑ましい光景でした。
風は相変わらず強風であったが風上から投げれる足場の良い所だったので気にせずにキャスト出来た。
風を背に受け投げ込む事、約二時間半。
結果はNO BITEでした。
一回位は当たりがあっても良かったけど残念。
でも、気持ちよく遠投できたし様々なルアーを思い切り投げ込めた。
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終わりかけは沈みゆく夕日を見ながらリフレッシュできました。
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帰りに入れ違いに別の釣り人が入り、しばし雑談する。
近況の報告を聞いたりし、こちらも話す。そして、また何処かでと別れる。
同じ趣味を持つ見知らぬ人との一期一会も良いものである。

ロストも無く楽しめた釣行でした。


梅雨で、まとまった雨後の次回以降に期待しようと思う。

良い時分

梅雨入りし、いよいよ日中は蒸し暑くなってきた。それと共に自然界も一層、賑やかになって来たなあって感じがする。

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山の木々は新緑から、どんどん枝葉が多くなりだしてきた。水田の稲も日毎に背丈が伸びてきた。


また水田の周りに小さな羽虫が大量に飛び回り、それらを食べる小鳥逹も未明から元気に囀る。日が明けるのも早いし、目覚まし時計は不用である。


この時期は一番、日が長く梅雨のジメジメを除けば、すこぶる過ごしやすい。
これからの、まとまった降雨で更に動植物の活性が上がるだろう。
お魚逹も同様に。


近くの気水域でも良型のスズキが釣れ出した。

釣行に良いシーズンが始まった。

そろそろ釣果が有ればと考えている。

 

 

 

梅雨入り

いよいよ梅雨が始まった。毎年、規則正しく6月に廻って来る。自然現象とはいえ、何時も不思議に思う。
梅雨で雨が降らないと困る事は多々ある。
一番は飲み水の確保だろう。


当たり前の事だけど水が無いと人類を含む全ての生き物、そして植物が命を保てない。人間の体の約60%は水だと言われている。


田植えの終わった水田でまだ小さな稲も梅雨の雨水が無いと実りの秋は迎えれない。
そうなると米が食べれなくなる。食料事情が悪化し、皆、困ってしまう。
梅雨のジメジメとする今からの時期は洗濯物が乾きにくいし、カビが生え易いとか鬱陶しいけど、梅雨の、まとまった雨が無かったら非常に困る。

もっとも最近の降り方は集中豪雨で尋常では無い。
これも地球温暖化の影響だろうか?
日本には二十四節気で細かく、季節を現す。
今は芒種が過ぎ夏至に向かっている。
細かく季節の移ろいを感じる事は自分にとって良いと思っている。


しかし昨今の異常気象によって四季の中で秋と春が段々と短くなってる様に感じるのは自分だけだろうか?

これからの時期は本格的な夏に向かう。

日差しも強くなり日焼け等の紫外線対策にも気を付けないといけません。

 

 

 

道の駅パート1

道の駅は実に面白い。
幹線の国道沿いに数キロ毎に点在しているのだが普段は、なかなか通らない。

仮に通っても素通りする。だから滅多に寄らない。


この前、久々に日本海側の国道沿いの、とある道の駅に寄ってみた。長時間の運転で少し疲れてたのと何となく中のお店を覗きたくなったから。


道の駅は、その産地のモノを直売している。
だから、その場所の旬の食材が良く分かるから実に興味深く面白い。


野菜、お肉、魚という地元産の3種の食材が大概並ぶ。場所によって山中や海辺の場合で、お肉と、お魚が無い場合は有るけど、それは仕方がない。
何時も真っ先に向かうのは魚のコーナーだ。
この癖はスーパー等の店舗でも変わらない。


どうしても釣りが趣味だから、どんな、お魚が置いてあるか大変、気になる訳だ。
今回の道の駅は海沿いに有ったから、お魚コーナーは期待大で覗く。


そして、ビックリして、しばらく放心する。
まず目に入ってきたのが大物のスズキ。優に80cm を越えるランカーサイズだった。

しかも丸々と肥え、おそらく6kg以上はありそうだ。長さは珍しく無いが、とにかく、その厚みには驚いた。

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更にビックリしたのが、その横の鰤。
見たことの無いサイズ。

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箱から尾がはみ出している。明らかに1m越え。

しかも、どちらもビックリの安さ。

 

都心だと少なくとも3倍以上の値段はするはず。流石、産地直売と感心。

 

この鯵だって小さくないですよ!

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優に40cm超えてます。そのサイズにびっくり。

サビキ釣りでは決して釣れないサイズが、このお値段!

 

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これは地元でマルゴと呼ばれる青魚。

ハマチの幼魚ですが60cmは軽く超え

もはや幼魚とは呼べません。

 

 

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立派な鯛だって、このお値段です。
梅雨から夏が旬のイサキだって、こんなサイズは滅多に出回りません。

 

それらが置いてある道の駅は鳥取県の琴の裏です。

調べると2011年に開業との事です。

 

山陰道の無料区間にありますし、もし近くに、お寄りの際は是非、お立ち寄りの価値がありますよ。

 

 


改めて日本海は豊穣の海だと思いました。 

 

分水嶺

今は、地方へ行く事が多い。

それも特定の場所である。移動は、もっぱら車。おおざっぱには瀬戸内から日本海中国山地を越えて行くルートだ。

時間に余裕が無い事が多く、いけないと思いながらも高速道路を使いがちになってしまう。
この日は休み、高速を一切使わず、いつもの地方へ向かった。

快晴だし、時間の制約も無いし、どうせなら通った事の無い道を行こうと決めた。ナビゲーションは使わない質だ。

何時も迷えば道中で人々に行き方を聞くスタイルだ。
中国山地は、もののけ姫の舞台になり山深く広大な山脈が連なっている。

今回は兵庫県の宍粟から鳥取を越えるルートを選んだ。

街道は無数に有るが、何れも、かなり曲がりくねって厳しい山道が続く。

冬場は遠慮したいルートばかりだ。
ひたすら山頂を目指し、アクセルを踏み込む。


相棒の車はDセグメントのコンパクトカーだがターボ付きのディーゼル車だからトルクが太く何の苦もなくカーブを次々にクリアしてくれるから心強い。
山脈を越える街道は川沿いが多い。

今回の街道も左右に川の流れを見ながら上流を目指す。
何個か上りの小さめのトンネルを抜ける。


そして一番長い平坦なトンネルを抜けた。


やはり、そこからは上りから下りの街道に一気に切り替わる。
川の流れも同じように下流へ向かう。


今のトンネルが、この山脈の分水嶺だったのだと実感する。


日本列島は北から南まで実に長いけど、その半ば辺りを背骨の如く分水嶺が貫く。

 

そこを始まりに数え切れない程の水の流れが始まり合流を繰り返し、日本海と太平洋に行き着く頃には大河になる。

そして山の栄養分を沢山含んだ水が河口から海に入りプランクトンを育て小魚から大きい魚まで、そして動物まで全ての生き物を育む。

勿論人間も含めて。

山の木々等、植物が栄養を溜め込み生命の命を産み出すのだろう。

 

そんな事を考えると何か壮大な中にいる自分のちっぽけさが良く分かる。


さて、間もなく梅雨入り。

たっぷりと降って全ての生き物の源に、なって欲しいと改めて切に思った。


日本列島は大陸から想像を絶する時を経て離脱した。

地理的に特異な位置にある。

お陰で雨量に恵まれ、四季も規則正しく廻る。

 

昨今は温暖化の影響で四季も不安定だが・・

春と秋の実感が薄らいでいる。

 

冬、そして夏が一気にやってくる感である。

 

雨も局地的で以前には無かった。

温暖化で地球が何か、おかしくなってる。

 

原因は私も含む人類だ。

有限な地球を無限の如く扱ってきたのは人類だから。

今からでも遅く無い。

パックとか無駄な梱包材やクッションは不要なモノも多いはずである。

 

 

地球から嫌われて排除されない内に、もっと人類は考えないといけないはずである。

 

蠟燭と鉛筆、そして手提げラジオ。

有事の際はアナログ。

世の中の進歩は凄まじい勢いと実感する。

しかし、それは、あくまでもソフト。

ハードである人間は基本、何も変わっていない。

その事は時代が進んでも肝に命じて行かねばならない。

 

 

 

 

 

 

 

Spyderco

 

 

釣りに使う、道具で大事なアイテムについて記そうと思う。
それは活け絞めに使う道具、ナイフである。


釣り上げた魚は持ち帰り捌いて食する。
子魚やフグ等の毒持ちの危険な魚以外は基本、持ち帰る。

せっかく釣り上げた、お魚は美味しく食べたいものである。
美味しく食べる為に絶対に欠かせないのが釣り上げた後の処理方法だ。
それは絞める作業の一つで血抜きと言われる。


釣り上げた魚から血を確実に抜く事で身に血が回るのを防ぐ。

生臭さも無くなるし鮮度も保てる。

その作業に欠かせないのがナイフである。これは巷に沢山、出回っているから探すのに本当に苦労した。釣り用に限定しても相当数ある。

条件として、まず1番は、やはり切れ味。2番は海の釣りが多いので錆びにくい事。
3番目は、値段。
この3つに重点を絞った。
勿論、釣具屋の専用コーナーにも沢山有るし目的も明白だから良いナイフが置いてある。でも複数の釣具屋を回っても何かピンとこない。あまりにも普通過ぎるからだ。

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せっかく貴重な、お魚の命を頂くには物足りない感が否めないのだ。
色々と探してると、ふと目が止まったナイフが有った。まず最初の印象は不思議な形だなぁである。何と刃の部分に10円玉位の丸い穴が空いていたのだ。

 

  1. そのメーカーの名はSpyderco(スパイダルコ)。

このメーカーのナイフも用途に応じて実に多種多様の種類がある。
その全てに刃の峰側付近に穴が空いている。


調べて分かったのだが、その穴は通称、サムホールという。直訳で親指を入れる穴だ。何の事かなと調べ、折り畳み式なのだが使用時に畳みから出す際にサムホールに親指を添えて刃先を出す作りと分かった。つまり片手で刃先を出す事が可能な作りである。これは釣りで使用するには実に有り難い機能で一気に気に入った。

こんな感じ

  ⇩

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あとは切れ味と錆びにくさだ。切れ味は研ぎが欠かせないし、さほど心配していなかった。
肝心の錆び対応である。
これは沢山の種類の中でパシフィックソルトH 1と、その名の通り、海で使用するタイプが、有ったのだ。
このナイフの刃は特殊材質で岐阜県はあの刃物で有名な関市製である。
刃にしっかりとSEKIと刻印されている。

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購入し使いはじめて5年経過するが全く錆は無い。

使用頻度は年間10~50回といった位か。


その中で実際に魚を釣り上げて絞めたのは更に少ないけど。ただ、何時も釣行で海水を浴びたり水没したりだから常に海水まみれは当たり前だ。
今まで釣った魚は、このspyderco で絞めて美味しく食して来た。


あと使う際は、どうしても磯なら岩の上、波止ならコンクリートの上と刃を当てると切っ先が痛んでしまう。

その対策としてミニまな板を使うのが良い。小さいからライフジャケットのポケットに入る。

これはホームセンターで二百円位で買った。

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そのまな板の上に魚の頭部を置き、えらの付け根を、まずは切る。

次に尾の付け根を切る。まな板が下に有るから刃こぼれの心配は無用。そして海に魚を投入する事、約5分。これで完全に血抜きは完了だ。


あとは持ち帰り捌いて、美味しく調理し有難く食するだけである。 

 大変、役立つ道具ですよ〜。