壱岐へ⑤(寛ぐの巻)

 

地元の温泉

そして潮を浴びた全身を洗い流し心地よい疲れを癒そうと、みなとやへ戻る道中で温泉へ浸かる事にしました。大川さんから勝本という町に湯本温泉があって大変良いですよと、ちゃっかり教えてもらってました。なので早速行って来ました。しかし町についても入浴だけ、できそうな銭湯が、なかなか見当たりません。案内板の前に駐車し眺めていると小さな女の子を連れた、お母さんが歩いて来られたので、すかさず近くで入浴できる銭湯を教えて下さいませんかと厚かましく聞きました。すると知り合いの旅館が近くに有り、お薦めですから紹介しますよ〜と実に親切な対応です。一応、女将に確認しますと電話までして下さいます。結果はOKでした。おまけに泉質がミネラルたっぷりで湯も茶色く濁っているからタオルを湯船に浸けると色が付いちゃいますからね〜。とのアドバイスまで。本当に壱岐の人は親切だと感心しきりです。

 ご紹介された温泉は平山旅館という後から調べると地元では由緒のある、お宿でした。

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情緒ある平山旅館の外観

入湯料600円を支払い、ゆったりと湯船で身体を癒しましたよ。もし近くへお越しの際は是非、寄ってみて下さい。落ち着いた雰囲気で泉質も良く多いに寛げて間違いなくお勧めです。

 

振り返りと明日への準備

さっぱりと身支度を整えて、楽しみな夕食の時間に合わせ、みなとやへ戻ります。

部屋に戻り、釣り具を手入れしさっぱりした姿で1階の食堂へ向かいます。

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今日のルアー達とロッド

楽しみな夕餉

夕食は宿泊客が全員揃ってからスタートする仕組みです。早速、大きなテーブルに着くと先客が6名。皆さん壱岐ウルトラマラソンに出場された超人の方々でした。

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賑やかな夕食の雰囲気

地元の新鮮食材

年齢も、まちまちでしたが明らかに60歳超えの男性が2名おられ共に100km走破と聞きビックリします。全員が揃った所で楽しい宴が始まりました。お料理も地元の新鮮食材を、ふんだんに使い実に美味しそうです。まず刺身からです。魚は大川さんが釣ってきたヒラマサとサワラの姿造り。お皿のサイズに合わせて釣ってきました〜との事で、流石と感心。

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新鮮なヒラマサ

そして美味が続く

美味しい料理が続きます。イタリアンのマカロニ煮込みにペコロスと豚バラ炒め、そして贅沢な、うにのおにぎり。実は大川さんの奥さんが海女さんなのです。その奥さんが取ってこられた名産の壱岐うにを、ふんだんに混ぜ込んだ贅沢な、おにぎりで実に味わい深く美味い。

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美味しいお料理

大いに語らう

全く見ず知らずの方々との会話は本当に興味深く面白いですね。年齢もまちまち、話し出すと新潟、熊本、宮崎、五島列島から来ましたと地理も様々。マラソンや釣りに地元の話など尽きません。一人の方から有り難い事に壱岐焼酎の差し入れが有りました。

壱岐と言えば麦焼酎です。麦焼酎が好きな私は嬉しくて小躍りする思いです。

差し入れの焼酎を遠慮なくロックで一口飲むと、まろやかさにビックリ!まるでウイスキーの様な焼酎です。

見た事が無く、話を伺うと地元でしか流通していないんですよ〜との事でした。

よし!これは必ず土産で持ち帰ろうと決めました。

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壱岐焼酎【海鴉】

海の狩人?

壱岐の美味しい焼酎を飲みながら楽しい宴は続きます。一人の方が漁のお話をされて興味津々。福江島からマラソン参加で遊びに来られてました。福江島五島列島に属する一番大きな島です。壱岐から近く同じ長崎県に属しています。地元の方ですね。その方は素潜りで何と毎月1〜2tonの魚を獲ってますとアッサリ話す事に驚愕します。モリ突き漁との事です。いわゆるスピアフィッシングですね。しかも写真を見せてもらうとヒラマサなら20kg級、キジハタやスジアラやクエなど高級な大型魚ばかり獲ってます。羨ましい限りですね。

この前は100kg級のマグロを突きで獲りましたとの事。多分マグロのこの大きさを突きで取ったのは自分くらいじゃないかな?ワハハの言葉に唖然とします。一緒に横たわった写真を見て目が点になりました。凄過ぎます。

夜は更け、いつの間にかボトルも空になった所で明日の釣りに備え寝る事にします。

 

続く・・・